
【この記事の要点】
のどのクラミジア(咽頭クラミジア)は、オーラルセックスなどで感染する性感染症です。ほとんどが無症状のため、気づかないうちにパートナーに感染させてしまう可能性があります。
- 症状: ほとんどは無症状。まれに喉の痛みや違和感。
- 検査: のどを綿棒でぬぐうだけの簡単な検査(PCR法など)で、感染機会から2週間後が目安。
- 治療: ドキシサイクリンという抗生剤を7日間服用するのが第一選択です。
- 重要な注意点: 治療が終わるまで(パートナーも同様に)性行為は控える必要があります。
「もしかして?」と少しでも不安を感じたら、まずはご相談ください。当院は、プライバシーに配慮し、迅速な検査・治療を提供します。
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咽頭クラミジア(のどのクラミジア)とは?
咽頭クラミジアは、「クラミジア・トラコマティス」という細菌が、オーラルセックスなどによって喉の粘膜に感染した状態を指します。
性器クラミジアと並んで非常に感染者が多い性感染症ですが、最も厄介なのは「症状がほとんどない」ことです。そのため、ご自身が感染していることに気づかず、大切なパートナーに無自覚のうちに感染を広げてしまうケースが後を絶ちません。
こんな症状、ありませんか?(ほとんどは無症状です)
咽頭クラミジアの症状で最も多いのは「無症状」です。しかし、まれに以下のような症状が出ることがあります。
- 軽い喉の違和感、イガイガする感じ
- 喉の痛み、腫れ、赤み
- 発熱や咳(まれ)
淋菌など他の性感染症に同時感染していると、症状が強く出ることがあります。「風邪だと思っていたら実は…」ということも少なくありません。
検査について:いつ、どうやって受ける?
「感染したかも…」と感じた時、いつ・どのように検査を受ければよいか解説します。
- 検査方法:
とても簡単です。医師や看護師が喉の奥を綿棒(スワブ)で軽くこするだけで、痛みはほとんどありません。この検体を「NAAT法(PCR法など)」という非常に精度の高い検査で分析します。 - 受けるタイミング:
感染の機会(性行為)から約2週間後に受けていただくのが、最も正確な結果を得やすいタイミングです。もし検査で陰性でも不安が残る場合は、さらに2週間後に再検査を行うと、より確実です。 - 同時に調べておきたい検査:
一度の性行為で複数の性感染症に感染するリスクは常にあります。当院では、淋菌、梅毒、HIVなどの同時検査を強く推奨しています。
治療法について:きちんと治して、再感染を防ぐ
咽頭クラミジアは、抗生剤(抗菌薬)を服用すれば、きちんと治すことができる病気です。
- 第一選択の治療薬:
ドキシサイクリン100mgを1日2回、7日間服用する方法が、現在の日本のガイドラインでも世界の標準治療としても推奨されています。咽頭クラミジアに対しては、アジスロマイシンよりも高い効果が期待できるとされています。 - その他の治療薬:
状況に応じて、アジスロマイシン1gを1回だけ服用する方法や、レボフロキサシンを7日間服用する方法などを選択します。 - 妊娠中の場合:
妊娠中の方は使用できるお薬が異なります。必ず医師にご相談ください。
【重要】治療中〜治療後の注意点
お薬を飲み終えるまで、そしてパートナーの治療も完了するまで、絶対に性行為(オーラルセックス、アナルセックスを含む)は再開しないでください。再感染(ピンポン感染)の原因となります。
- 7日間服薬する場合: 7日間すべて飲み切るまで控える
- 1回服薬する場合: 服用後、7日間は控える
また、治療後約3ヶ月後に再度検査を受け、きちんと治っているか(あるいは再感染していないか)を確認することを推奨しています。
大切なパートナーのために
もしあなたが咽頭クラミジアと診断された場合、過去60日以内に性行為があったパートナーも感染している可能性が非常に高いです。症状がなくても、検査と治療を受けるよう、正直にお伝えください。
日本の制度では、医師が患者様を通じてパートナーのお薬を渡すこと(EPT)は認められていません。大切なパートナーご自身に、必ず医療機関を受診していただく必要があります。
予防のためにできること:バリア法+検査+Doxy-PEP
咽頭クラミジアの予防には、複数のアプローチがあります。
1. 基本的な予防法:
オーラルセックスの際もコンドームを使用することが、最も基本的で効果的な予防法です。また、定期的な性感染症検査を受けることで、無症状の感染を早期に発見できます。
2. Doxy-PEP(ドキシペップ)という新しい選択肢:
Doxy-PEPは、性行為の後に抗生剤であるドキシサイクリンを服用することで、梅毒やクラミジアなどの性感染症を予防する方法です。「事後予防内服」とも呼ばれます。
- 米国の考え方: CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は、MSM(男性と性行為を行う男性)やトランスジェンダー女性で、過去に細菌性STIの罹患歴があるなど、ハイリスクな方を対象に、性行為後72時間以内の服用を推奨しています。
- 英国の考え方: BASHH(英国性感染症学会)は、より広く臨床現場で活用するための指針を公表しています。
- 当院の方針:
Doxy-PEPは、国内ではまだ承認されていない「適応外使用」となります。当院では、診察の上で、その必要性やメリット・デメリット(副作用、薬剤耐性菌のリスクなど)を丁寧にご説明し、ご本人の希望と状況に合わせて処方を判断しています。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 咽頭クラミジアは自然に治りますか?
A. いいえ、自然に治ることはほとんどありません。放置すると、感染を広げたり、不妊の原因(特に女性の骨盤内炎症性疾患など)に繋がったりするリスクがあります。必ず治療を受けてください。
Q. キスだけでうつりますか?
A. 濃厚なディープキスでは感染リスクがゼロとは言い切れませんが、主な感染経路はオーラルセックスです。
Q. 治療薬はどこで手に入りますか?
A. 医師の処方が必要な医療用医薬品です。インターネットの個人輸入などで安易に購入せず、必ず医療機関で診断を受けた上で、適切な薬剤を処方してもらってください。
Q. Doxy-PEPは誰でも使えますか?
A. いいえ、誰にでも推奨されるわけではありません。米国では対象が限定されています。当院では、医師がリスクとベネフィットを総合的に判断し、処方を検討します。まずはご相談ください。
恵比寿・渋谷エリアで咽頭クラミジアの悩みはモイストクリニックへ
モイストクリニックは、咽頭クラミジアをはじめとする性感染症の悩みに、専門性とプライバシー配慮の両面からお応えします。
- すぐに相談したい: オンライン診療は24時間いつでも相談の予約が可能です。
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- 周りの目が気になる: 院内での待ち時間を最小限にし、オンライン診療では匿名での配送にも対応。
恵比寿、代官山、広尾、中目黒、渋谷、目黒エリアでクリニックをお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの不安に、迅速かつ丁寧に対応します。
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🔖 監修者情報

監修:泌尿器科医 王野(モイストクリニック)
国立信州大学医学部医学科を卒業後、川崎市立井田病院にて初期研修を修了。都内大学病院の泌尿器科に入局し、性感染症分野で専門性を深める。
日本性感染症学会、日本感染症学会、日本性機能学会などに所属し、現在は薬剤耐性淋菌に対する新規抗生剤の研究に携わりながら、性感染症および泌尿器科疾患の診療にあたっている。
🖊️ この記事の執筆者

執筆:泌尿器科医 宮田(モイストクリニック)
国立信州大学医学部医学科を卒業後、川崎市立井田病院にて初期研修を修了。都内大学病院の泌尿器科に入局し、性感染症分野で専門性を深める。
日本性感染症学会、日本感染症学会、日本性機能学会などに所属し、現在は薬剤耐性淋菌に対する新規抗生剤の研究に携わりながら、性感染症および泌尿器科疾患の診療にあたっている。