性器のしこり
性器や尿道付近のしこり・いぼ・ぶつぶつ
性器周辺のイボやしこりは性感染症の可能性が高いです。診断には診察・視診が重要となります。梅毒が増加傾向にあるいま、注意が必要です。
梅毒
(感染から 3 週間・3 ヵ⽉頃)
感染して約 3 週間後、感染した箇所にしこりができます。感染して約 3 ヵ⽉後に、肛⾨周辺や性器などにイボができることもあります。
尖圭コンジローマ
(潜伏期間:3 週間〜8 ヵ⽉、平均 2.8 ヵ⽉)
性器に鶏のトサカの様なイボができます。痛みやかゆみはありません。
ヘルペス
(潜伏期間:2〜10 ⽇)
性器やおしり、肛⾨などにただれや⽔ぶくれなどができます。それが破れて強く痛みます。
⻲頭包⽪炎
⻲頭や包⽪に⼩さな傷ができ、雑菌などが侵⼊して⻲頭包⽪炎になることがあります。
性器伝染性軟属腫
(潜伏期間:2 週間〜6 ヵ⽉)
いわゆるミズイボです。
性⾏為で感染して性器とその周辺にミズイボができることもあります。⾖粒〜⼤⾖くらいの⼤きさで、中央にくぼにのあるドーム状のできものです。
フォアダイス
尖圭コンジローマと似たイボです。フォアダイスは病気ではなく治療は必要ありません。ただ、コンジローマと⾒分けることは⼀般の⽅には難しいので、ご⼼配な場合は受診してください。
軟性下疳
(潜伏期間:2 ⽇〜1 週間)
男性の⻲頭やカリの周辺、⼥性の外陰部などに⾖粒くらいの柔らかいコブができます。潰れて潰瘍になると強く痛みます。