性器ヘルペスウイルス感染症
性器ヘルペスとは
性器ヘルペスとは単純ヘルペスウイルススへの感染で起きる病気です。
性器やその周辺に痛みを伴うみずぶくれをきたします。
ヘルペスウイルスに一度感染すると再発を繰り返すことがあります。
初感染直後は症状が強く出ることが多いですが、再発時の症状は軽症であることが多いです。
感染経路
主にセックスやオーラルセックスによってうつることが多いです。
一度感染すると、体内の神経節という部位に潜伏するため、免疫力・体力が低下したときに再発することがあります。原因となるヘルペスウイルスを死滅させる薬はありませんが、再発を予防する治療があります・
症状
男性の場合
初感染の場合、性器にかゆみや違和感を伴う水ぶくれが出現し、いずれ破けて痛みを伴うようになります。また足の付け根のリンパ節(鼠径リンパ節)が腫れたり、尿道から分泌物が出たりします。
女性の場合
男性と同様に、陰部に痛みを伴う水ぶくれが多発します。特に初感染の発症では激しい痛みを伴います。ほとんどの場合、同時に足の付け根のリンパ節が腫れるとされ、発熱や倦怠感、ときに髄膜炎をきたすこともあります。
治療
抗ヘルペスウイルス薬で治療を行います。しかしウイルスを体内から完全に消失することはできません。そのためヘルペスウイルスは再発する可能性があり、再発を繰り返す場合には再発予防の薬を投与する場合もあります。