クラミジア検査はいつ受けるのがベスト?翌日でもOK?最適なタイミングをモイストクリニックが解説

クラミジア検査はいつ受けるのがベスト?翌日でもOK?最適なタイミングをモイストクリニックが解説

「もしかしてクラミジアに感染したかも…?」
「性行為の翌日だけど、もう検査はできる?」

パートナーの感染がわかったり、少しでも不安な行為があったりすると、一刻も早く検査を受けたいと思うのは当然のことです。

この記事では、性感染症専門のモイストクリニックが、国内外の公的なガイドラインに基づき、「クラミジア検査を受けるべき最適なタイミング」を分かりやすく解説します。

先に結論をお伝えします。

  • 不安を感じたら、まずは“すぐ検査”で大丈夫です(感染機会の翌日でも検査自体は可能)。
  • ただし、より確実を期すために、最終接触が2週間以内なら「2週間後にもう一度検査」するのが最も安心です。
  • 治療後は、再感染の確認のため「約3か月後」の再検査が推奨されています。

この記事を読めば、あなたの状況に合った「受けどき」が分かり、不要な心配を解消できます。

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なぜ「すぐ検査」と「2週間後の再検査」が推奨されるの?

感染症の検査には、ウイルスや細菌が体内で十分に増殖し、検査で検出できるようになるまでの「ウィンドウピリオー(またはウィンドウ期間)」が存在します。

クラミジアの場合、感染後すぐに検査をしても、菌の量が少なすぎて「陰性(感染していない)」と誤って判定されてしまう可能性があるのです。

  • すぐ検査するメリット:現在の感染状況を暫定的に確認でき、万が一陽性なら早期治療に入れる。何より「まず行動した」という安心感が得られる。
  • 2週間後に再検査する意味:菌が増えて検出感度が安定する時期のため、初期の「見逃し(偽陰性)」を防ぎ、最終的な確定診断ができる。

この考え方は、英国の国民保健サービス(NHS)の患者向け資料でも示されており、「すぐに検査は可能だが、見逃しを避けるため2週間後の再検査を勧めることがある」とされています。

だからこそ、「不安な今すぐの検査」と「念のための2週間後の再検査」という2段階の構えが、最も合理的で安心できる方法なのです。

【早見表】あなたの状況はどれ?状況別の最適な検査タイミング

ご自身の状況に合わせて、いつ検査を受けるべきか、以下の表でご確認ください。

状況まず、いつ検査?追加検査の目安は?理由・ポイント
リスクのある行為の翌日〜14日未満すぐに検査を(推奨)最終接触の2週間後に再検査早期の偽陰性リスクを考慮。「すぐ検査+2週間後再検査」で確実性を高めます。
リスクのある行為から14日以上経過すぐに検査を受けるべき症状や行為部位に応じ医師が判断2週間以上経てば検出感度は安定。一度の検査でほぼ確定できます。
排尿痛・おりもの・のどの違和感など症状がある今すぐ検査を必要に応じて再検査症状は体からのサイン。合併症を防ぐため、一日も早い診断と治療が重要です。
パートナーが陽性と判明今すぐ検査を直近の接触が2週以内なら2週間後に再検査パートナーが陽性の場合、ご自身も感染している可能性が高いです。早期介入で見逃しを防ぎます。
治療を終えた後約3か月後に再検査(再感染チェック)治癒したかの確認ではなく、新たな感染(再感染)がないかを確認します。
妊娠中に陽性になった治療4週後に治癒確認+3か月以内に再検査妊娠中は胎児への影響を考慮し、しっかり治癒したかを確認(TOC)します。

どの検査が一番いい?精度が高い検査方法と正しい検体の採り方

クラミジア検査で現在、最も精度が高いとされているのは「NAAT(核酸増幅検査)」です。PCR法やTMA法などがこれに含まれます。

モイストクリニックでは、この高感度なNAATを採用しています。

そして、正確な結果を得るためには、「正しい部位から」「正しく」検体を採取することが非常に重要です。

  • 検査方法:第一選択はNAAT(PCR/TMA法など)です。
  • 検体(女性)自己採取による膣(ちつ)スワブ(VVS)が第一選択です。医師による内診台での採取は不要で、ご自身で簡単に採取できます。
  • 検体(男性)初尿(first-catch urine)が推奨されます。出始めの尿が最も菌を検出しやすいためです。
  • 検査する部位:性的な接触があった部位(尿道・膣・のど・肛門)すべての検査を検討することが大切です。オーラルセックスのみでも、のどのクラミジア(咽頭クラミジア)に感染します。

【検査前のワンポイントアドバイス】

男性が尿検査を受ける際は、最後の排尿から最低1〜2時間は空けてから採尿すると、尿道内の菌が洗い流されず、検査の精度が上がります。ご来院前に少しだけ排尿を我慢していただくと、より正確な結果に繋がります。

治療後の「陰性確認」を急いではいけない理由

「治療が終わったから、すぐに陰性になったか確認したい」というお気持ちはよく分かります。

しかし、クラミジア治療後、3〜5週間は体内に死滅した菌のDNAが残っていることがあります。この時期にNAAT(PCR検査など)を受けると、生きている菌はいないのに「陽性」と出てしまう「偽陽性」のリスクがあるのです。

そのため、ガイドラインでは、妊娠中などの特別なケースを除き、治療後の治癒確認検査(Test of Cure: TOC)は原則不要とされています。

治ったかどうかではなく、「新たな感染(ピンポン感染など)をしていないか」をチェックするために、米国疾病予防管理センター(CDC)は約3か月後の再検査を推奨しています。

放置は危険!検査をためらっているあなたへ

クラミジアは「沈黙の感染症」とも呼ばれ、特に女性の約8割、男性の約5割は自覚症状がありません。

しかし、症状がないからと放置すると、気づかないうちに進行し、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

  • 女性の場合:骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こし、不妊症子宮外妊娠の重大な原因になります。
  • 妊娠中の場合:産道で赤ちゃんに感染し、新生児結膜炎肺炎を引き起こすリスクがあります。
  • 男女共通:尿道炎、精巣上体炎(男性)、咽頭炎などを引き起こします。

少しでも心当たりがあるなら、将来の自分のため、そして大切なパートナーのために、勇気を出して検査を受けることが重要です。

【恵比寿・渋谷エリアの方へ】モイストクリニックでできること

恵比寿駅すぐのモイストクリニックは、お仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄りやすい、プライバシーに配慮した性感染症専門クリニックです。渋谷区、目黒区、港区(広尾、白金)など近隣にお住まい・お勤めの方々にも多くご利用いただいております。

当院では、患者様の不安に寄り添い、迅速で正確な検査を提供しています。

  1. 不安な日の当日検査OK:思い立ったその日にご予約・ご来院いただけます。感染機会の当日でも、まずはご相談ください。必要に応じて、2週間後の再検査までしっかりフォローアップします。
  2. 高感度なNAAT(PCR法)を導入:尿、ご自身で採取する膣スワブ、のど、直腸など、接触のあった部位に応じた精度の高い検査が可能です。
  3. パートナーへの配慮と再検査リマインド:パートナーの方と同時にケアを進めることの重要性をお伝えし、約3か月後の再検査時期にはリマインドも行っています。
  4. プライバシーを徹底:Webで24時間予約が完結し、院内では他の患者様と顔を合わせにくい動線を確保。安心してご相談いただける環境を整えています。

モイストクリニック(恵比寿)のご案内

モイストクリニックは、東京都渋谷区恵比寿にある【性感染症・男性科・婦人科】の専門クリニックです。
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症状に心当たりのある方や不安がある方も、ぜひ一度ご相談ください。
モイストクリニックは、あなたの健康と安心のために、丁寧にサポートいたします。

🔖 監修者情報

監修:泌尿器科医 王野(モイストクリニック)
国立信州大学医学部医学科を卒業後、川崎市立井田病院にて初期研修を修了。都内大学病院の泌尿器科に入局し、性感染症分野で専門性を深める。
日本性感染症学会、日本感染症学会、日本性機能学会などに所属し、現在は薬剤耐性淋菌に対する新規抗生剤の研究に携わりながら、性感染症および泌尿器科疾患の診療にあたっている。

🖊️ この記事の執筆者

モイストクリニック宮田先生

執筆:泌尿器科医 宮田(モイストクリニック)
国立信州大学医学部医学科を卒業後、川崎市立井田病院にて初期研修を修了。都内大学病院の泌尿器科に入局し、性感染症分野で専門性を深める。
日本性感染症学会、日本感染症学会、日本性機能学会などに所属し、現在は薬剤耐性淋菌に対する新規抗生剤の研究に携わりながら、性感染症および泌尿器科疾患の診療にあたっている。