最終更新:2025-10-19/医師監修:金谷正樹 医師(日本性感染症学会 会員)/所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-2-1 エビスマンション610
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【最短で知りたい方へ】梅毒が疑わしい時の当院の対応
当院は、梅毒の「不安な時間」を最も短くすることを重視しています。
- 選べる検査:最短翌日に結果がわかる通常検査と、当日中に結果を知りたい方向けの即日検査オプションをご用意。
- 1回で終わる治療:国内ガイドライン推奨の筋肉注射(ステルイズ®)による治療を第一選択としています。
- 通いやすい体制:恵比寿駅徒歩3分、土日祝も22時まで診療。
- プライバシー厳守:匿名検査可。お名前での呼出しなし、結果通知方法も配慮。
- すぐに相談・予約:24時間オンライン予約/LINEでのご相談も可能です。
こんな症状・心当たりは?(梅毒の症状セルフチェック)
梅毒は「症状が出たり消えたりする」のが特徴で、初期症状は軽く自覚しにくいことも少なくありません。放置すると体内で進行するため、早期発見・早期治療が非常に重要です。
【感染からの時期別】主な症状
第1期(感染後 約3週間〜)
症状:感染部位(性器、口、喉、肛門など)に痛みのない硬いしこり(硬性下疳)や、浅い潰瘍。
特徴:治療しなくても数週間で自然に消えますが、治ったわけではありません。
第2期(感染後 約3か月〜)
症状:「バラ疹」と呼ばれる体幹の薄い発疹、手のひら・足の裏の独特な発疹、リンパ節の腫れ、発熱、倦怠感。
特徴:症状が多彩で、他の病気と間違われやすい時期です。これも数週間~数か月で自然に消えます。
一つでも当てはまる、またはパートナーが診断された場合:
症状が消えていても、感染の可能性があります。次の「検査ガイド」でご自身に合った検査をご確認ください。
梅毒の検査ガイド:結果はいつわかる?料金は?
当院では、現在の感染状態(活動性)をみるRPR(定量)と、過去の感染既往もわかるTPを組み合わせた精密検査を行います。結果判明までのご希望に応じて、2つのプランからお選びいただけます。
1.通常検査(結果:最短翌日以降)
- こんな方に:結果を急がない、費用を抑えたい方
- 検査内容:血液検査(RPR定性・定量+TP)
- 結果判明:最短で採血の翌日以降
- 費用:¥4,500(税込、初診料・再診料込み)
2.【オプション】即日精密検査(結果:最短当日)
- こんな方に:とにかく早く結果を知って安心したい方
- 検査内容:血液検査(RPR定性・定量+TP)
- 結果判明:採血当日中
- 費用:通常検査¥4,500 + 即日検査オプション ¥4,500 = 合計 ¥9,000(税込)
【注意】検査のタイミング(ウィンドウ・ピリオド)について
感染機会から4週間未満の場合、感染していても陰性(偽陰性)となる可能性があります。不安な時期に受けた検査が陰性だった場合は、4〜6週間以降の再検査をおすすめします。医師が適切な再検査時期をご案内します。
費用について(単体検査とセット検査)
梅毒の単体検査に加え、他の性感染症(STI)も同時にチェックできるお得なセットメニューをご用意しております。梅毒は他のSTIと合併感染しているケースも多いため、ご不安な方はセット検査を強く推奨します。
梅毒 単体検査
通常検査(最短翌日結果):¥4,500
即日検査(最短当日結果):¥9,000
※RPR/TP法。初再診料込み。
【おすすめ】スタンダードセット
料金:¥19,800
HIV, 梅毒, 淋菌(性器), 淋菌(咽頭), クラミジア(性器), クラミジア(咽頭), マイコプラズマ(性器), ウレアプラズマ(性器)の8項目をまとめて検査します。
【おすすめ】アドバンストセット
料金:¥32,800
HIV, 梅毒, B型肝炎, C型肝炎, 淋菌(性器), 淋菌(咽頭), クラミジア(性器), クラミジア(咽頭), マイコプラズマ(性器), マイコプラズマ(咽頭), ウレアプラズマ(性器), ウレアプラズマ(咽頭), 性器ヘルペス(視診), 尖圭コンジローマ(視診)の14項目をまとめて検査します。
梅毒の治療:当院は「1回注射」が第一選択です
梅毒は、適切な抗生物質(抗菌薬)で完治が可能です。
当院では、国内外のガイドラインで推奨されており、患者様の負担が最も少ない「1回の筋肉注射」による治療を第一選択としています。
第一選択:筋肉注射(ステルイズ®)
- 特徴:1回の注射で治療が完了します。
- メリット:毎日の内服の手間や飲み忘れの心配がありません。通院回数も最小限に抑えられます。
- 対象:早期梅毒(第1期、第2期)の方。
第二選択:内服薬(飲み薬)
- 特徴:病期に応じて、2週間~8週間、毎日薬を服用します。
- 対象:注射が困難な方、ペニシリンアレルギーがある方などに、代替薬を処方します。
【重要】治療後の再検査(フォローアップ)
治療法にかかわらず、完治したことを確認するために定期的な血液検査(RPR定量の追跡)が必須です。RPR値が十分に低下するまで、治療後1, 3, 6, 12か月後などを目安にフォローアップを行います。パートナーの同時検査・治療も不可欠です。
梅毒の治療法をわかりやすく解説|注射(1回)と飲み薬(4週間)どっちを選ぶ?
女性・妊娠中の方へ
妊娠中の梅毒感染は、流産や早産、赤ちゃんに感染する「先天梅毒」の原因となります。妊娠中の早期発見・早期治療で多くは予防可能です。当院では妊娠週数に配慮した安全な治療を行いますので、ご不安な方はすぐにご相談ください。
当院の特徴
- 好アクセス:JR「恵比寿駅」西口より徒歩3分
- 夜間・土日祝対応:年中無休、9:00–22:00(外来診療 14:00–22:00)
- プライバシー配慮:完全予約制、匿名検査可。呼出しは番号で行い、結果通知方法もご希望に沿います。
よくある質問(FAQ)
Q1. 梅毒の初期症状は?口や喉にも出ますか?
A. はい、出ます。感染部位に痛みの乏しい潰瘍や硬いしこりが出ることがあります。風邪や口内炎と紛らわしく、症状が自然に消えるため見逃されやすいのが特徴です。
Q2. 何日後から検査で分かりますか?
A. 感染機会から4〜6週間以降が目安です。それ以前は「ウィンドウ・ピリオド」と呼ばれ、感染していても陰性になることがあります。不安な時期に受けた検査が陰性だった場合、6週間後以降の再検査をおすすめします。
Q3. 費用はいくら?保険は使えますか?
A. 梅毒の通常検査(最短翌日結果)は自費で¥4,500です。当日中に結果を知りたい方向けに、追加¥4,500で即日検査オプション(合計¥9,000)もございます。いずれも初診料・再診料はかかりません。治療費やセット料金は別途料金ページをご確認ください。
Q4. 治っても再発・再感染はありますか?
A. はい、何度でも再感染します。 梅毒は一度治っても免疫ができるわけではありません。治療後もパートナーが未治療の場合や、新たな感染機会があれば再感染します。
参考文献
- 日本性感染症学会「梅毒Q&A」
- 国立感染症研究所「梅毒とは」
- 厚生労働省「梅毒に関するQ&A」
