「トリコモナス3年放置」がXで話題に。性病を放置するとどうなる?無症状のリスクと当院のおすすめ検査

「トリコモナス3年放置」がXで話題に。性病を放置するとどうなる?無症状のリスクと当院のおすすめ検査

「トリコモナスを3年放置してしまった」「性行為はないのに、おりものの臭いがひどくてタンポンで対処している」「保険証がないから病院に行けない」——最近、SNSでこのような切実な悩みの投稿が大きな話題となりました。

実は、これは決して他人事ではありません。多くの性感染症(STI)は、症状が軽かったり無かったりするため、気づかないうちに静かに進行します。放置した結果、不妊や子宮外妊娠、慢性的な痛み、さらには癌(がん)や肝障害、神経の異常といった深刻な事態を招くことがあります。

この記事では、性病放置の具体的なリスクと、「もしかして私も?」と感じたときの正しい対処法を、恵比寿の性感染症専門クリニックが解説します。一人で悩まず、早期検査・早期治療で心と体の健康を取り戻しましょう。

目次

  1. 放置の3つの代償(結論)
  2. ありがちな放置“あるある” & NG対応
  3. 放置で起こる代表的リスク:早見表
  4. 受診の目安(ウインドウ期間の考え方)
  5. 当院の検査メニュー・料金(症状/不安別の最適解)
  6. 予防と再発防止
  7. よくある質問(FAQ)
  8. 予約・アクセス

1) 放置の3つの代償(結論)

  • 身体的ダメージ:骨盤内炎症性疾患(PID)による不妊や子宮外妊娠、男性の副睾丸炎、晩期梅毒の神経・心血管障害、B型/C型肝炎による肝硬変・肝がん、HPV関連がん(子宮頸がん等)など、将来にわたって深刻な影響を及ぼす可能性があります。
  • 周囲に広げるリスク:特に咽頭(のど)への感染は無症状なことが多く、自覚がないままパートナーに感染を広げてしまう感染源になり得ます。
  • 治療が長期化・複雑化:自己判断で市販薬を使ったり、以前もらった薬の残りを飲んだりすると、症状が一時的に隠れるだけでなく、原因菌が薬剤耐性を獲得してしまうことがあります。これにより治療の選択肢が狭まり、完治まで時間がかかるようになります。

2) ありがちな放置“あるある” & NG対応

SNSで見られた「3年放置」の例のように、多くの方が様々な理由で受診をためらっています。以下のような「放置あるある」、心当たりはありませんか?

  • 「おりものの臭いをタンポンでごまかす」 → まさにXの投稿にあった危険な対処法です。雑菌が繁殖しやすくなる上、長時間使用はTSS(毒素性ショック症候群)という命に関わる状態を招くリスクも。トリコモナスや細菌性膣症が原因なら、根本治療をしない限り悪化します。
  • 「保険証がないから、と受診を諦める」 → 当院のような自費診療クリニックなら、保険証は不要です。匿名での検査も可能なので、プライバシーも守られます。費用が理由で手遅れになる前に、まずはご相談ください。
  • 「ニオイは市販のデリケートゾーン用ソープでごまかす」 → 膣内まで洗ってしまうと、自浄作用を担う善玉菌まで洗い流し、かえって悪化することも。
  • 「症状が消えた=自然に治ったと自己判断」→ 梅毒の初期症状(しこり等)は自然に消えますが、病原体は体内に残り、より深刻なステージへ進行します。
  • 「友人の余り抗生物質で様子見」 → 症状を隠蔽し、原因菌に耐性を与える最悪の選択肢の一つです。絶対にやめてください。
  • 「自分だけ治療して終わりにする」 → パートナーが未治療の場合、治ってもまたうつされる「ピンポン感染」を繰り返します。同時検査・同時治療が鉄則です。
  • 「喉の痛みだけだから風邪薬で対応」 → 咽頭クラミジアや咽頭淋菌は、無症状から風邪のような軽い喉の痛みまで様々です。オーラルセックスでも感染し、自覚なく感染源となります。

迷ったら“早めの検査”が、心身にとっても、費用にとっても、最短・最安の解決策です。

3) 放置で起こる代表的リスク:早見表

感染症放置で起こり得ること無症状の頻度感当院での推奨検査メニュー*
クラミジアPID→不妊・子宮外妊娠・慢性骨盤痛/男性は副睾丸炎女性で無症状多数スタンダードセット/4種類セット(最小限)
淋菌PID、播種性淋菌感染(関節・皮疹)、尿道狭窄咽頭は無症状多いスタンダードセット+咽頭同時
梅毒初期消失→二期→晩期(神経・心血管)/妊娠で胎児へ影響初期は軽症で見逃し4種類セットやアドバンスドに含む
トリコモナス強い悪臭・炎症/妊娠合併症(早産等)男性は無症状多いかゆみスタンダード
マイコプラズマ・ウレアプラズマ難治性尿道炎・頸管炎、PID関与、薬剤耐性化無症状〜軽症ありスタンダード or アドバンスド
HSV(ヘルペス)激しい痛み→潜伏→再発/妊娠後期の初感染は新生児リスク再発で症状が出没陰部できものセット(視診)
HPV(ヒトパピローマウイルス)尖圭コンジローマ増殖/高リスク型は子宮頸・肛門・咽頭等のがん無症状陰部できものセット(視診)
HIV年単位で免疫不全へ→日和見感染症(AIDS)発症長期無症状スタンダード/コンプリート
B/C型肝炎慢性化→肝硬変・肝がん無症状多いアドバンスド以上

*実際の検査範囲・価格は下記の一覧をご確認ください。

4) 受診の目安

  • 今すぐ受診:強い下腹部痛や発熱、悪臭の強いおりもの、膿のような分泌物、陰部の激しい痛み・水ぶくれ、原因不明の発疹や発熱、関節痛を伴う症状、妊娠中の気になる症状。
  • 検査のタイミング(目安):
    • 淋菌/クラミジア/トリコモナス:感染機会から1日後からでも可能ですが、1週間以降でより検出感度が上がります。
    • 梅毒:3〜6週以降
    • HIV:4週間後(約1ヶ月)で一次スクリーニング、3ヶ月後で確定診断。

※検査方法によって最適な時期は異なります。ご不安な場合は、来院時に医師が個別にご案内しますのでご安心ください。

5) 当院の検査メニュー・料金(症状/不安別の最適解)

すべて税込価格です。匿名・保険証不要で、即日の検査・治療にも対応しています。(22時以降の受診は、深夜料金として15%が加算されます)

不安が広い/無症状だけど確認したい

  • スタンダードセット(19,800円)
    HIV・梅毒・淋菌(性器/咽頭)・クラミジア(性器/咽頭)・マイコプラズマ/ウレアプラズマ(性器)

高リスク行為があった/総点検したい

  • アドバンスドセット(32,800円)
    上記スタンダードセット + B/C肝炎・咽頭マイコプラズマ/ウレアプラズマ・視診
  • 性病コンプリートセット(43,000円)
    最大19項目を網羅し、まとめて安心

症状から絞り込みたい

  • かゆみスタンダード(17,800円)
    淋菌/クラミジア/マイコプラズマ/ウレアプラズマ + トリコモナス・カンジダ
  • 喉の違和感ベーシック(14,800円)
    咽頭の淋菌/クラミジア/マイコプラズマ/ウレアプラズマ
  • 陰部できものセット(12,980円)
    梅毒・ヘルペス(視診)・コンジローマ(視診)

治療後フォロー:処方した内服薬に限り、同一菌の再陽性反応が出た場合は追加の治療費は無料です。服薬終了後、1週間以上あけてからの再検査を推奨しています。

まずはご相談ください
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6) 予防と再発防止

  • コンドームやデンタルダムを最初から最後まで正しく使用する。
  • HPVワクチン(子宮頸がん予防等)やB型肝炎ワクチンを検討する。
  • パートナーと同時に検査・治療を行い、治癒が確認できるまで性的な接触は控える。

7) よくある質問(FAQ)

Q1. 保険証がない(または使いたくない)のですが、受診できますか?

A. はい、もちろん可能です。当院は自費診療のため、保険証は一切不要です。お名前も匿名で受診いただけますので、ご事情に関わらず安心してご相談ください。

Q2. 「トリコモナス」の臭いが気になります。どんな検査が必要ですか?

A. 悪臭のあるおりものはトリコモナスの典型的な症状の一つです。当院では「かゆみスタンダードセット」などで、トリコモナスやカンジダ、その他関連する菌をまとめて検査できます。自己判断せず、原因を特定して適切な治療を始めることが大切です。

Q3. ニオイやおりものだけでも受診すべき?

A. はい、受診を強く推奨します。トリコモナスや細菌性膣症、クラミジアなど様々な原因が考えられます。自己流の膣洗浄や市販薬でごまかすのは逆効果になることがあります。

Q4. 無症状でも検査は必要ですか?

A. はい。クラミジアや咽頭淋菌など、無症状が普通の感染症があります。新しいパートナーができた、コンドームを使わない性行為があった、などの場合は検査をおすすめします。

Q5. 検査はいつ受ければよいですか?

A. 不安な行為から1週間後を一つの目安にしてください。ただし、梅毒は3〜6週、HIVは4週で一次検査、3ヶ月で確定診断と、菌によって最適な時期が異なります。

Q6. 陽性だったらどうなりますか?

A. 医師の指示通りに薬を最後まで飲みきってください。治療中は性行為を中止し、必要に応じて治癒確認の再検査を受けます。そして最も大切なのは、パートナーにも検査と治療を受けてもらうことです。

Q7. オーラルセックスだけでもうつりますか?

A. はい、うつる感染症があります(咽頭クラミジア、咽頭淋菌、梅毒、ヘルペスなど)。喉の違和感や痛みが続く場合は、風邪と決めつけずに検査をご検討ください。

8) 予約・アクセス

  • アクセス:恵比寿駅 徒歩3分
  • プライバシー:完全予約制・匿名OK。他の患者様と顔を合わせないプライバシー設計。
  • 診療体制:当日検査・即日治療に対応(医師の判断によります)。
  • 営業時間・地図:詳細は以下のボタンからご確認ください。

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モイストクリニック(恵比寿)のご案内

モイストクリニックは、東京都渋谷区恵比寿にある【性感染症・男性科・婦人科】の専門クリニックです。
プライバシーに配慮した診療体制で、初めての方でも安心してご相談いただけます。

当院では、対面・オンラインのどちらでも診療が可能。お仕事やご予定の合間でも受診しやすいよう、平日夜間(22時まで)や土日祝日も診療しています。

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症状に心当たりのある方や不安がある方も、ぜひ一度ご相談ください。
モイストクリニックは、あなたの健康と安心のために、丁寧にサポートいたします。

🔖 監修者情報

モイストクリニック金谷院長

監修:モイストクリニック院長 金谷 正樹
国際医療福祉大学病院、東京医科歯科大学病院(現東京科学大学病院)などで研鑽を積み、モイストクリニックで性感染症を中心に診療を行っている。日本性感染症学会の会員として活動しており、得意分野である細菌学と免疫学の知識を活かして、患者さまご本人とパートナーさまが幸せになれるような医療を目指している。

🖊️ この記事の執筆者

モイストクリニック宮田先生

執筆:泌尿器科医 宮田(モイストクリニック)
国立信州大学医学部医学科を卒業後、川崎市立井田病院にて初期研修を修了。都内大学病院の泌尿器科に入局し、性感染症分野で専門性を深める。
日本性感染症学会、日本感染症学会、日本性機能学会などに所属し、現在は薬剤耐性淋菌に対する新規抗生剤の研究に携わりながら、性感染症および泌尿器科疾患の診療にあたっている。