モイストクリニック 
梅毒に一度かかったのに、再感染することはある？
はい、梅毒は一度治療を受けても再び感染する可能性があります。
他の性病と同様に、梅毒に感染しても免疫が完全にできるわけではないため、再感染のリスクは残ります。
特に次のようなケースでは注意が必要です。
- 治療後に再び感染源と接触した場合
治療が終わった後、梅毒に感染している相手と性的接触があると再感染することがあります。 - 不特定多数のパートナーと接触がある場合
複数のパートナーと性的関係を持つ場合、感染リスクは高まります。
梅毒の再感染を防ぐための方法
定期的に性病検査を受ける
性的活動がある方は、半年から1年ごとに性病検査を受けることを習慣にしましょう。
特に複数のパートナーがいる場合は検査の重要性が高まります。
コンドームを正しく使う
性行為時にコンドームを正しく使うことで、梅毒を含む多くの性病のリスクを減らせます。
ただし、コンドームで覆われない部分に感染がある場合は、予防が不完全になる可能性があることも知っておきましょう。
パートナーと健康について話し合う
パートナーと健康状態を共有し、検査や予防策を一緒に考えることでリスクを軽減できます。
過去に梅毒と診断されたことがあれば、正直に伝えることも大切です。
再感染時の症状や治療に違いはある？
再感染時の症状や治療法は基本的に初感染時と同じです。
ただし次の点に注意が必要です。
- 早期発見がより重要
再感染では症状を見逃しやすいため、定期的な検査が大切です。 - 進行が早い場合がある
免疫が一度反応しているため、症状が進行するスピードが早いこともあります。
梅毒の再感染リスクが高い人とは？
梅毒の再感染リスクが高い人には以下の特徴があります。
- 複数の性的パートナーがいる
- 定期的な性病検査を受けていない
- コンドームを使用しない
- 性的少数者（MSM）で性行為の機会が多い
再感染を防ぐための具体的な行動
- 健康診断や性病検査を定期的に受ける
自分の健康状態を把握し、異変に早く気づくことが重要です。 - リスクの少ない安全な性行為を心がける
不要なリスクを避け、予防策を徹底しましょう。 - パートナーと協力し合う
一緒に検査を受け、予防策について話し合うことでお互いの健康を守れます。
まとめ
梅毒の再感染は、正しい知識と予防策で防ぐことができます。
定期検査、安全な性行為、パートナーとの協力が再感染予防の鍵です。
自分自身と大切な人の健康を守るため、今日からできることを実践しましょう。
モイストクリニック（恵比寿）のご案内
モイストクリニックは、東京都渋谷区恵比寿にある【性感染症・男性科・婦人科】の専門クリニックです。
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モイストクリニックは、あなたの健康と安心のために、丁寧にサポートいたします。
🔖 監修者情報
監修：泌尿器科医 王野（モイストクリニック）
国立信州大学医学部医学科を卒業後、川崎市立井田病院にて初期研修を修了。都内大学病院の泌尿器科に入局し、性感染症分野で専門性を深める。
日本性感染症学会、日本感染症学会、日本性機能学会などに所属し、現在は薬剤耐性淋菌に対する新規抗生剤の研究に携わりながら、性感染症および泌尿器科疾患の診療にあたっている。
🖊️ この記事の執筆者
執筆：川越 雄太（モイストクリニック 事務長／COO）
大手コンサルでクリニック向けの経営支援に従事し、医療系事業会社での経営企画を経験。現在はモイストクリニックの運営全般を統括している。医療業界に多面的に関わってきた実務経験をもとに、正確で信頼性の高い情報発信を心がけている。
※本記事の内容は一般的な医学情報に基づいており、症状や治療効果には個人差があります。実際の診断・治療は医師の判断に従ってください。また、記事中で述べた方法や効果を保証するものではありませんのでご了承ください。