
本ページは、ヘルペス(口唇・性器)全体の「総合案内」です。
性器ヘルペスについて、より詳しく調べたい方は、以下の「性器ヘルペス専門ガイド」からテーマ別の詳細記事をご覧いただけます。
▼ 性器ヘルペス専門ガイド(詳しく知りたい方へ)
1. 不安なあなたへ、まずお伝えしたいこと
2. ヘルペスの具体的な症状と受診の目安(性器・口唇別)
性器(性器ヘルペス)
性器や肛門の周りに、痛みを伴う水ぶくれや、ただれができます。
- 鑑別が必要な疾患
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梅毒、毛嚢炎、カンジダなど、似た症状の病気があります。
※自己判断は難しく危険なため、専門医の診断が重要です。 - うつりやすい時期
- 水ぶくれ・ただれがある時期
※性行為・オーラルセックスは厳禁 - 受診の目安
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- 初めて症状が出た
- 排尿時や歩行時に激しい痛みがある
- 年に何度も繰り返す
「この水ぶくれがヘルペスかどうか、自分である程度チェックしたい」という方は、こちらもご覧ください。
口唇・口周り(口唇ヘルペス)
ピリピリとした違和感の後、小さな水ぶくれができ、かさぶたになって治ります。
- よくある部位
- 唇の縁、口角、鼻の下など
- うつりやすい時期
- 水ぶくれや、それが破れてただれている時期
※接触・唾液に注意 - 受診の目安
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- 初めて症状が出た
- 痛みや発熱がつらい
- 年に何度も繰り返す
※どちらのウイルス型(HSV-1/HSV-2)も、口唇・性器の両方に発症する可能性があります。基本的な治療法は同じです。
3. 当院の診察・検査について
⏱️ 検査結果を待たない「即日治療」を最優先します
ヘルペスの水ぶくれやただれは非常に特徴的です。熟練した医師が診察することで、多くの場合、その場で診断が可能です。
「検査結果が出るまで数日間、痛みを我慢する」必要はありません。
苦痛を我慢する時間を1分でも短くすることが、当院の役目だと考えています。
専門医による「視診」
経験豊富な医師が、患部の状態(水ぶくれ、ただれ、赤み、分布)を丁寧に診察します。
※お着替えを含め、診察時間は数分程度です。
診断と「即日」処方
典型的なヘルペスの症状と診断した場合、その日のうちにお薬(内服薬)を処方します。
すぐに服用を開始することで、症状の悪化を食い止めます。
必要に応じた「確定診断」
症状が非典型的(水疱がない、治りにくい等)で、梅毒など他の病気との区別が必要と医師が判断した場合、採血による抗体検査なども同時に行い診断を確定させます。
「どこまで見て分かるのか」「PCR検査はどれくらい正確なのか」
医学的な診断精度について詳しく知りたい方は、こちらの解説をご覧ください。
4. ヘルペスの治療法
塗り薬だけでは効果が限定的なため、当院では迅速な内服治療を推奨しています。
あなたの状況に合わせて、主に3つの治療法(飲み方)があります。
気になる項目をタップして詳細をご覧ください。
1. 症状が出た時の治療(エピソード療法) 【こんな方へ】今まさに症状(痛み・水ぶくれ)が出ている方
再発した時だけ、数日間お薬を内服する最も標準的な治療法です。
前駆症状(ピリピリ感)や発疹が出てから24時間以内に開始するのが最も効果的です。
- 治療例:
・バラシクロビル 500mg 1日2回 5日間(初発の場合は7日間)
・ファムシクロビル 250mg 1日3回 5日間(初発の場合は7日間) - 遅れても効果はありますので、気づいた時点ですぐにご相談ください。
2. 再発を抑える治療(抑制療法) 【こんな方へ】年に何度も再発する方/パートナーへの感染が不安な方
症状がない時も、毎日お薬を飲み続けることで、再発自体を強力に抑え込む治療法です。
- 治療例:
・バラシクロビル 500mg 1日1回 - 再発の頻度を70~80%減少させ、生活の質(QOL)を大きく改善します。
- パートナーへの感染リスクを低減させる効果も報告されています。
- 長期的な安全性も確立されています。
3. 再発した時の「お守り薬」(PIT) 【こんな方へ】再発の兆候が分かる方/いざという時の備えが欲しい方
「ピリッとしたらすぐ飲めるように」事前にお薬を処方しておく方法です(PIT: Patient Initiated Therapy)。
- 治療例(日本での承認):
・アメナメビル 1200mg 食後に1回飲むだけ - 「前駆症状から6時間以内」「食後」という厳格なルールがあるため、当院で医師が丁寧に服薬指導します。
- 忙しくて再発のたびに通院できない方にも適しています。
5. ヘルペスと診断されたら(日常生活・性行為で気をつけること)
「症状」や「前駆症状(違和感)」がある間は、
他者との「直接的な接触」を避けることです。
🚫 感染予防のために控えること
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性行為・オーラルセックス
症状や違和感がある間は、コンドームを使ってもリスクがあるため完全に中止してください。治癒してから再開します。 -
キス(口唇ヘルペスの場合)
唇や口の周りに症状がある間のキスや、食器・グラスの共有は避けてください。 -
タオルの共有
症状が出ている間は、患部に触れたタオルをパートナーと共有しないでください。
✅ ご自身の日常生活について
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入浴(お風呂)
湯船に入っても問題ありません。ただし、患部は優しく洗い、清潔と乾燥を心がけましょう。 -
仕事・運動
体調(発熱や痛み)が辛くなければ、普段通りで構いません。無理はしないでください。 -
髭剃り・メイク(口唇の場合)
患部への刺激となるため、症状が治まるまでは、患部への髭剃りや口紅は避けるのが賢明です。
「いつから性行為を再開していいの?」「パートナーにうつさない方法は?」
感染リスクと対策について、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
6. 費用について
下記はすべて初診料・再診料込みの金額です。
ホームページ記載以外の追加費用はかかりません。
- 診察料(診察のみの場合) 2,500円
- お薬代(初発時) 7,980円
- お薬代(再発時) 4,480円
- 再発抑制療法(1か月分) 13,440円
- アメナリーフPIT 15,000円
お支払い方法
現金/各種クレジットカード/電子マネー/QRコード決済に対応しております。
7. 妊娠中・授乳中の方、目の症状がある方へ
⚠️ 「目の症状」がある方へ(緊急)
目の痛み、充血、かすみ、まぶしさがある場合、「角膜ヘルペス」の可能性があります。
放置すると視力低下のリスクがあるため、当院ではなく、緊急の眼科受診が必要です。
自己判断でステロイドの目薬を使うと、急激に悪化して失明する危険があります。絶対にやめてください。すぐにコンタクトレンズを外してください。
当院では目の直接治療は行えません。受診先が分からない場合は、当院が連携する眼科へ迅速に紹介・手配しますので、まずはご連絡ください。
👶 「妊娠中・授乳中」の方へ
妊娠・授乳中のヘルペスも、安全に治療できます。
当院は、あなたの産科主治医と緊密に連携し、最適な治療をご提案しますのでご安心ください。
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赤ちゃんへのリスクは?
妊娠前から感染していた方(再発)のリスクは非常に低いです(1%未満)。リスクが高いのは「妊娠後期」の「初感染」です。 -
妊娠中の治療
安全に使用できる抗ウイルス薬があります。特に「妊娠36週からの抑制療法」は、分娩時の再発を防ぐために有効です。 -
授乳中の治療
内服薬(バラシクロビル等)は母乳への移行がごく少量で、安全と評価されています。
8. 当院の特徴
通いやすさとプライバシーを
最優先したクリニックです。
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プライバシーへの徹底配慮
完全予約制で、他の患者様と顔を合わせにくい院内設計を採用。問診やお会計もすべてプライバシーに配慮した個室空間で対応します。
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当日診断・当日処方の迅速対応
専門医がその場で診断し、お薬も院内でお渡しします。検査結果を待つ時間や、薬局へ行く手間はありません。
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🌙
恵比寿駅すぐ・22時まで診療
JR恵比寿駅・日比谷線恵比寿駅から徒歩すぐ。平日はもちろん、土日・祝日も夜22時まで診療。お仕事帰りでも通院が可能です。
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💬
24時間受付のLINE無料相談
「これはヘルペス?」「今すぐ行くべき?」といった受診前の不安も、24時間LINEで専門スタッフに無料相談が可能です。
9. よくあるご質問
ヘルペスとは何ですか?
症状が出たら、何科を受診すればいいですか?
市販薬(塗り薬)だけで治せますか?
ウイルスの増殖を体内で抑えるには、必ず「抗ウイルス薬の飲み薬」が必要です。
ただし、当院で処方しているビダラビン軟膏(+4,980円 税込)は、水疱(ぶつぶつ)や皮膚のただれの悪化を防ぎ、痛みを和らげる「症状の補助治療」として非常に有効です。
飲み薬と併用することで、より早く症状を改善させる目的で使用します。
診察は痛いですか?
薬はどのくらいの期間飲むのですか?
・症状が出た時(エピソード療法):初発7日間、再発5日間お薬を飲みます。
・再発を抑える(抑制療法):毎日1回飲み続けます。
・お守り薬(PIT):前駆症状の時に「1回だけ」飲みます。
どの治療が最適か、医師と相談しましょう。
ヘルペスは自然に治りますか?放置するとどうなりますか?
うつるのはいつですか?
パートナーにうつしてしまったかもしれません。どうすれば良いですか?
ストレスや疲れがたまると再発するというのは本当ですか?
血液検査でヘルペスかどうか分かりますか?
さらに細かい質問(市販薬・自然治癒・旅行・運動など)については、
こちらの専門ページで詳しくお答えしています。
市販薬・自然治癒・性行為・日常生活 ▶
10. 参考文献・医学的根拠
当院の診療および本ページの解説は、以下の最新ガイドライン・公的機関の情報に基づき作成されています。
🇯🇵 国内ガイドライン・公的機関
本ページの情報は、医師監修のもと正確性を期して作成しておりますが、すべての患者様に一律に当てはまるものではありません。実際の診断・治療においては、必ず医師の診察を受けて判断を仰いでください。
モイストクリニック 院長 金谷 正樹 Masaki Kanaya
国際医療福祉大学病院、東京医科歯科大学病院(現 東京科学大学病院)などで研鑽を積み、モイストクリニックにて性感染症を中心に診療を行う。
日本性感染症学会の会員として活動しており、得意分野である細菌学と免疫学の知識を活かして、患者さまご本人とパートナーさまが幸せになれるような医療の実践を目指している。
