知らぬ間に感染?梅毒の基本と初期症状をやさしく解説

性行為を通じて感染する性感染症「梅毒(ばいどく)」が、近年日本で急増しています。この記事では、梅毒の基礎知識や感染経路、初期に現れる症状とその“落とし穴”を、医師監修のもとでわかりやすくまとめました。大切な自分とパートナーを守るために、まずは正しい知識から身につけましょう。

1. 梅毒がいま再び流行中!

性感染症の一つである「梅毒」が、いま日本で急増しています。厚生労働省の発表によると、2022年には梅毒の年間報告数が過去最多を記録。都市部を中心に若年層の間での感染が増えており、まさに“第4次梅毒流行”とも呼ばれる状況です。

2. 梅毒とはどんな病気?

梅毒は「トレポネーマ・パリダム」という細菌によって引き起こされる感染症で、主に性行為を通じて感染します。感染経路は、性器・肛門・口腔などの粘膜や皮膚の小さな傷からの接触です。

感染後すぐに症状が出るわけではなく、平均して3週間ほど経ってから初期症状が現れます。

3. 初期症状の特徴と落とし穴

梅毒に感染すると、最初に潰瘍(かいよう)と呼ばれるしこりやただれが性器や口、肛門などに現れます。これを「硬性下疳(こうせいげかん)」と呼びます。

見た目は痛々しい印象ですが、実際には痛みがほとんどないのが特徴。そのため、気づかないまま過ごしてしまう人が多くいます。

さらに、この症状は数週間で自然に消えてしまうことも。治ったと勘違いして放置すると、体内では梅毒菌がじわじわと増え続け、他人にうつすリスクも。

4. 放置するとどうなる?

梅毒は放置すると、以下のように段階的に症状が進行していきます:

  • 第1期(感染から約3週間〜3か月)
    • 潰瘍やしこり(硬性下疳)
  • 第2期(感染から3か月〜6か月)
    • 全身に赤い発疹(梅毒性バラ疹)、発熱、リンパ節の腫れ
  • 第3期・第4期(数年〜数十年)
    • 内臓や神経系に影響を及ぼし、命に関わることも

5. 感染を防ぐにはどうしたらいい?

梅毒の予防には、正しい性知識と定期的な検査が大切です。

  • コンドームの着用(完全ではないがリスク軽減)
  • 不特定多数との性行為を避ける
  • 少しでも不安があれば早めの検査

6. まずは相談・検査を

梅毒は、早期に発見し、抗菌薬で治療すれば完治が可能な病気です。

「もしかして?」と感じたら、一人で悩まずに相談してください。当院では匿名での相談や、スマホからのオンライン診療も対応しています。

❓FAQ:よくある質問と答え

Q1. 梅毒はどこでもうつりますか?

A. 性器・肛門・口腔などの粘膜接触で感染します。日常生活で感染することはまずありません。

Q2. 潰瘍ができたけど痛くない。梅毒の可能性は?

A. 梅毒の初期潰瘍は痛みがないのが特徴です。早めの検査をおすすめします。

Q3. 治ったように見えるけど大丈夫?

A. 症状が消えても菌は体内に潜伏しています。放置せず、必ず検査と治療を受けましょう。

Q4. 女性にも同じような症状が出ますか?

A. 出ます。性器・口・乳首などに潰瘍ができることがあります。

Q5. 匿名での診療や検査はできますか?

A. はい、当院では匿名・オンラインでの相談・検査にも対応しています。

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📚 参考文献・出典

  1. 厚生労働省 感染症発生動向調査 梅毒 https://www.niid.go.jp/niid/ja/syphilis-m-2.html
  2. MSDマニュアル家庭版「梅毒」 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/infections/sexually-transmitted-diseases-stds/syphilis
  3. 日本性感染症学会ガイドライン https://jssti.umin.jp/guideline.html
  4. Yahoo!ニュース(忽那賢志医師による解説) https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221230-00329670

🔖 監修者情報

監修:泌尿器科医 宮田(モイストクリニック)

※本記事の内容は一般的な医学情報に基づいており、症状や治療効果には個人差があります。実際の診断・治療は医師の判断に従ってください。また、記事中で述べた方法や効果を保証するものではありませんのでご了承ください。