「心当たりがないのに陽性?」
まずはご安心ください。常在菌と治療の必要性を解説します。
💡 ウレアプラズマとは?
「常在菌」の一種で、陽性=即「性病」ではありません。
ただし、尿道炎やおりもの異常など、症状がある場合は治療の対象となります。心当たりがなくても保有していることがあります。
🏥 恵比寿で夜22時まで対応
JR恵比寿駅徒歩3分。夜22時まで・年中無休で診療。
お仕事帰りでも受診可能です。検査結果は最短翌日からLINE等でお知らせします。(※)
💰 明確な費用(税込)
・検査: 8,980円
(ウレアプラズマ/マイコプラズマ)
・治療薬: 7,980円
※淋菌・クラミジア等も含むセット検査(19,800円~)もご用意しています。
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LINEなら24時間受付中。お電話は22時まで対応。
LINEで予約(推奨) 電話で予約 (050-8885-0783)(※)検査結果の所要日数は、検査項目や時間帯により変動する場合があります。
詳しい情報はこちら(目次)
1. まず知ってほしいこと(常在菌と「心当たりがない」理由)
ウレアプラズマ検査で陽性となっても、必ずしも治療が必要とは限りません。これには、ウレアプラズマに存在する2種類の菌(パルバムとウレアリチカム)の性質の違いが大きく関係しています。
「心当たりがないのに陽性」となるケースの多くは、常在菌としての側面が強い「パルバム」が検出された場合です。
U. parvum (パルバム)
常在菌としての側面が強い菌です。
病原性が低いと考えられており、多くの場合、無症状であれば治療の必要はありません。
U. urealyticum (ウレアリチカム)
症状との関連が指摘される菌です。
男性の尿道炎や、女性の骨盤内炎症性疾患などとの関連が報告されており、症状がある場合は治療対象となります。
当院では、この2種類を区別して検査・診断し、ガイドラインに基づき「本当に治療が必要なケース」を丁寧に見極めます。不要な抗菌薬の使用は推奨していません。
このような方はご相談ください(受診の目安)
- ✅ 尿道に違和感・ムズムズ感、軽い排尿痛がある
- ✅ おりものの量やにおいがいつもと違う
- ✅ のどに痛みや違和感がある
- ✅ パートナーが陽性と診断された
- ✅ (症状はないが)妊娠中・妊活中で不安がある
症状や不安がある方はご相談ください
今すぐLINEで相談・予約2. 症状チェック(男女・部位別)
ウレアプラズマによる症状は、他の主要な性感染症(淋菌、クラミジア、マイコプラズマ・ジェニタリウム)と非常によく似ています。
症状がある場合は、「どの菌が原因か」を特定するため、他の性感染症(STI)も同時に鑑別(検査)することが非常に重要です。
🚹 男性の症状
- 尿道のムズムズ感・かゆみ
- 軽い排尿時痛(排尿の最後にツンとする程度)
- 透明〜白っぽい分泌物(膿)が少量出る
- (悪化した場合)精巣上体炎による陰嚢の腫れ・痛み
🚺 女性の症状
- おりものの量が増える
- おりものの色やにおいが変わる
- 膣の違和感、軽いかゆみ
- 下腹部痛、性交痛、不正出血
- ※女性は症状が出にくい(無症状)ことも多いです。
👄 のど(咽頭)の症状
- のどの違和感、イガイガ感
- 軽い痛み、腫れぼったさ
- ※のど(咽頭)も無症状のまま保有しているケースが多いです。
3. 検査の流れと料金
当院では、ご予約から結果のご説明まで、患者様のプライバシーに配慮し、できる限りスムーズにご案内できるよう努めています。
ご来院から検査までの流れ
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👨⚕️
Step 1. 問診・診察
症状やご不安な点、パートナーの状況などを秘密厳守でお伺いします。
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🧪
Step 2. 検体採取(痛みはありません)
検査に必要な検体を採取します。
- 男性:尿検査
- 女性:膣分泌物(ご自身での自己採取も可能です)
- のど:うがい液・ぬぐい液
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🧬
Step 3. 検査(NAAT法)
精度の高いNAAT法(PCR法などの核酸増幅検査)で、原因菌を正確に特定します。
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📱
Step 4. 結果通知
最短3日~4日程度で結果が判明します。ご指定の方法(LINE、メールなど)で結果をお知らせします。
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🔁
Step 5. 治療・再検査
陽性の場合は治療を開始します。治療後は、治癒を確認するための再検査(通常2~3週間後)を行います。
検査・治療料金(税込)
ウレアプラズマ/マイコプラズマ検査
8,980円
(尿・おりもの・うがい液 から1部位)
治療薬(飲み薬)
7,980円
(陽性の場合に処方します)
症状がある方・同時に調べたい方向け
セット検査プラン
スタンダード検査
19,800円
〈性器の主要4種〉
淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
アドバンスド検査
32,800円
〈性器+のど 主要4種〉
性器とのどの淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
コンプリート検査
43,000円
〈最大19項目〉
上記に加え、梅毒、HIV、肝炎なども含む総合検査です。
※「喉の違和感ベーシック(14,800円)」など、咽頭のみのセットもございます。
※無症状の方への一律スクリーニングは推奨していません。症状や曝露状況に基づき、必要な検査をご提案します。
どの検査を選べばいいですか?(推奨プラン)
症状やご状況に合わせて、最適な検査プランをご提案します。
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性器に症状がある方(排尿痛・おりもの異常など)
→ 「スタンダード検査(19,800円)」がおすすめです。主要な原因菌4種を一度で特定できます。
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✅
のどに違和感がある方
→ 「喉の違和感ベーシック(14,800円)」で、咽頭の主要4項目を検査します。
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✅
パートナーが陽性と診断された方
→ 「ウレアプラズマ/マイコプラズマ 検査(8,980円)」の単体検査が可能です。
4. 治療と再発対策(パートナーの同時治療)
セクション1で解説した通り、ウレアプラズマは陽性=全例治療ではありません。当院ではガイドラインに基づき、不要な抗菌薬の使用(薬剤耐性の原因)を避け、必要な場合にのみ治療を行います。
当院の治療方針と費用
💊 治療が必要となる主なケース
- 排尿痛、おりもの異常などの症状がある場合
- 症状の原因となりやすい U. urealyticum (ウレアリチカム) が検出された場合
- 妊娠中・妊活中などで、医師が治療を必要と判断した場合
- パートナーが陽性で、治療を行っている場合
📋 治療方法
ウレアプラズマに有効な抗菌薬(飲み薬)を処方します。処方された日数を必ず飲み切ることが重要です。
💰 治療費用(税込)
治療薬: 7,980 円
“治らない/再発” を防ぐために
⚠️ 治療しても “治らない” 主な原因
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原因1:
ピンポン感染(再感染)
パートナーが未治療のため、治った後に再びうつされてしまうケース。これが最も多い原因です。
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原因2:
服薬の失敗
処方された薬を途中でやめたり、飲み忘れたりして、菌が生き残ってしまうケース。
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原因3:
他の合併症・薬剤耐性
他の菌(例: M. genitalium)が原因であったり、薬が効かない耐性菌であるケース。
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再発防止の最大の鍵は
「パートナーの同時治療」です
ウレアプラズマは性行為を通じてパートナー間で感染します。
ご自身だけが治療して完治しても、パートナーが感染したままでは、性行為を再開した際に再び感染してしまいます。これが「ピンポン感染」です。
パートナーに症状がなくても、必ず同時に検査・治療を行うことを強く推奨します。
当院では、パートナーの方の検査・治療も承っております。
お二人で一緒にご来院いただくことも可能ですので、お気軽にご相談ください。
5. 妊娠・不妊とウレアプラズマ
「ウレアプラズマが不妊や早産の原因になる」という情報を目にし、ご不安になられる方も多くいらっしゃいます。 この関連性については、専門家の間でも様々な見解があり、非常に慎重な判断が必要です。
不妊症との関係について
ウレアプラズマ(特に U. urealyticum)が上行性に感染し、卵管炎や骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こした場合、その結果として卵管性不妊のリスク因子の一つになると考えられています。
ただし、ウレアプラズマが陽性=即不妊症ではありません。
不妊の原因は多様であるため、他の要因と合わせて総合的に評価する必要があります。
妊娠中(早産など)への影響について
妊娠中のウレアプラズマ感染(絨毛膜羊膜炎など)と、早産や低出生体重児との関連を指摘する研究報告もあります。
しかし、これも医学的なコンセンサス(統一見解)が得られているわけではなく、治療介入(抗菌薬投与)の有益性についても議論があります。
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妊活中・妊娠中の方へ
当院の対応方針
当院では、過度に不安を煽ることはいたしません。
患者様お一人おひとりの状況(症状の有無、不妊治療の状況、妊娠週数など)を丁寧にお伺いした上で、産婦人科や不妊治療の主治医と連携し、最適な対応を判断します。
ご不安な点は、どんな小さなことでもご相談ください。
6. よくある質問(FAQ)
7. 予約・アクセス
- 予約方法:
- LINE: @696ufkcc (24時間受付/予約・相談)
- 電話: 050-8885-0783
- 診療時間: 9:00–22:00(年中無休)
- アクセス: 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-2-1 エビスマンション610
- (JR恵比寿駅 徒歩3分)
夜22時まで・年中無休で対応
症状があれば、すぐにご相談くださいLINEで予約(推奨)電話で予約
参考文献
- 日本性感染症学会: 性感染症 診断・治療 ガイドライン 2020
- Centers for Disease Control and Prevention (CDC): Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021
- British Association for Sexual Health and HIV (BASHH): UK national guideline on the management of Mycoplasma genitalium (2018, updated 2023)
- International Union against Sexually Transmitted Infections (IUSTI): IUSTI guidelines
