- 「陰部のかゆみが1週間以上続いている…」
- 「市販薬を塗っても治らない、性病?」
- 「恥ずかしくて、なかなか病院に行けない」
こうした不安と恥ずかしさで、受診を迷われている方は非常に多いです。
陰部のかゆみは、単なる乾燥やかぶれの場合もあれば、性感染症(STD)や真菌(カビ)が原因のサインであることも少なくありません。
自己判断で合わない薬を使い続けると、かえって症状が悪化したり、パートナーにうつしてしまうリスクもあります。
✅ 30秒セルフチェック:今すぐ受診すべきか判断
✅ 主な原因:性病から皮膚トラブルまで5つの可能性
✅ 検査の選び方:あなたに必要な検査セットはどれ?
まずはご自身の症状をチェックし、最適なアクション(様子見 or 検査)を確認しましょう。
お電話でのご予約:050-8885-0783
まずはかんたんセルフチェック
性別を選ぶと項目が切り替わります
「念のため性病だけ否定しておきたい」という方はベーシックセットが適しています。
原因を特定しないと長引くため、『かゆみスタンダードセット』でまとめて検査することをおすすめします。
自己判断での放置は危険です。できるだけ早く受診し、必要であれば『かゆみコンプリートセット』などで詳しく調べましょう。
陰部のかゆみの主な原因5選
「かゆい=ただのかぶれ」と決めつけて市販薬(ステロイド等)を塗ると、原因が感染症だった場合にウイルスやカビが増殖し、症状が激化する恐れがあります。
まずは原因を知ることが治療の近道です。
性交渉(オーラル含む)で感染します。近年ではマイコプラズマ・ウレアプラズマといった、通常の検診では見つかりにくい細菌の感染も増えています。
- 排尿時に痛い、しみる
- 黄色や緑色の膿(うみ)が出る
- 性器に水ぶくれ・潰瘍ができている
- 原因不明のかゆみが続いている
かゆみの原因として最も多いグループです。特にカンジダは体調不良や抗生物質の使用だけでも発症します。
- 白いポロポロしたおりもの(カッテージチーズ状)
- 泡状の悪臭があるおりもの
- 強いかゆみ、ヒリヒリ感
下着の締め付け、ナプキン、石鹸での洗いすぎなどが原因です。
※ただし「かぶれ」と自己判断して性病を見逃すケースが非常に多いです。
- 性交渉の心当たりが全くない
- 生理用品を変えた直後にかゆくなった
- 乾燥して皮膚が粉を吹いている
糖尿病などで血糖値が高いと、陰部の皮膚が糖分を含み、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。
- かゆみが何ヶ月も続いている
- 薬を塗ると治るが、すぐに再発する
- 喉が渇きやすい、尿の回数が多い
稀ですが、外陰がんやパジェット病などの悪性腫瘍がかゆみの原因となることがあります。
- 硬いしこりがある
- 皮膚がただれて出血している
- 形がいびつなデキモノがある
※この症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。
市販薬で様子を見ていいケース/すぐ受診すべきケース
- かゆみがごく軽く、数日でおさまりそう
- 直近3ヶ月以内に新しいパートナーとの性行為がない
- 陰部にぶつぶつ・水ぶくれがない
- おりものや尿の異常がない
※非ステロイドのかゆみ止めや保湿剤で様子を見てください。
- 1週間以上かゆみが続いている
- 夜眠れないほどかゆい、痛い
- おりものの色・量・においが変わった
- パートナーにも症状がある
- 市販薬を塗っても治らない(または悪化した)
- 過去に何度も繰り返している
「とりあえずステロイドを塗っておけば治るだろう」と考える方が多いですが、これは非常に危険です。
もし原因がカンジダやヘルペスなどの感染症だった場合、ステロイドの作用(免疫を抑える力)によってウイルスやカビが爆発的に増殖し、症状が一気に悪化することがあります。
自己判断で強い薬を使い続ける前に、一度検査で「原因」をはっきりさせることを強くおすすめします。
よくある質問(FAQ)
夜だけ陰部がとてもかゆくなります。性病でしょうか?
夜間や入浴後に強くなるかゆみは、血行が良くなることによる場合もありますが、カンジダ、疥癬(かいせん)、毛ジラミなどの感染症でも特徴的に見られる症状です。
「眠れないほどかゆい」「市販薬で治らない」場合は、早めに検査を受けることをおすすめします。
市販薬で一度おさまったのに、またかゆみが出てきました。
一時的に炎症がおさまっても、原因菌(カンジダや細菌)が完全に消えていないと、体調の変化などで何度も再発します。
特にステロイド薬は、根本治療にはならないばかりか、感染症を悪化させるリスクもあるため注意が必要です。一度かゆみスタンダードセット等で原因を特定しましょう。
白いカスやおりものの変化があります。婦人科とどちらに行くべきですか?
性交渉の経験が全くない場合は婦人科が適していますが、「性病かもしれない」という不安が少しでもある場合は、性感染症内科(当院など)が適しています。
当院の検査セットでは、婦人科領域の「カンジダ・細菌性膣炎」と「性感染症」をまとめて調べることが可能です。
パートナーに言いづらいのですが、うつす可能性はありますか?
はい、あります。特にカンジダやトリコモナス、クラミジアなどは、お互いにうつしあう「ピンポン感染」を起こしやすいです。
コンドームをしていても防げないものもあるため、パートナーを守るためにも、まずはご自身が検査をして結果をはっきりさせることが大切です。
恥ずかしくて受診する勇気が出ません…。
陰部のかゆみは非常にデリケートな悩みですので、恥ずかしいと感じるのは当然です。
モイストクリニックは性感染症に特化しており、患者様は全員同じようなお悩みを持っています。完全個室・プライバシー配慮を徹底しておりますので、安心してお越しください。
かゆみは体からのSOSサインです。「そのうち治る」と放置して悪化させたり、パートナーにうつしてしまったりする前に、一度専門のクリニックで原因をはっきりさせましょう。
検査結果が陰性なら「安心」が得られますし、陽性なら「早期治療」が可能です。
金谷 正樹 医師
日本性感染症学会の会員として活動しており、得意分野である細菌学と免疫学の知識を活かして、患者さまご本人とパートナーさまが幸せになれるような医療の実践を目指している。
