Doxy-PEP(ドキシペップ)とは|性行為後の予防内服で梅毒・クラミジアを防ぐ|モイストクリニック(恵比寿)

性行為後 72時間以内の緊急対策

「あの時の不安」を、
確かな科学で安心に変える。

📢 Doxy-PEP(ドキシペップ)

性行為後の抗菌薬内服で、梅毒・クラミジアのリスクを70%以上、淋菌を約50%低減。欧米のガイドラインでも推奨される最新の予防法を、恵比寿のモイストクリニックで。

※24時間受付中。当日枠、お電話での調整も承ります。

予防率

70%以上

費用(1回)

1,400円〜

駅アクセス

恵比寿徒歩圏

1. Doxy-PEPが選択肢になる方(適応チェック)

Doxy-PEPは特定の属性の方だけでなく、「性感染症のリスクを物理的・心理的に下げたい」と考えるすべての方にとって有効な選択肢となります。ガイドラインに基づき、当院では以下のような状況にある方への処方を推奨しています。

✅ 以下の項目に1つでも当てはまりますか?

  • 過去1年以内に梅毒・クラミジア・淋菌のいずれかに感染したことがある
  • 不特定多数との接点がある、またはパートナーの感染状況が不明な状態で性行為があった
  • コンドームを使用しない、または使用しても破損などの不安がある
  • ナイトワーク(夜職)に従事しており、定期的な検査と併せて予防を強化したい
  • すでにHIV PrEP(曝露前予防内服)を導入しており、細菌性STIも防ぎたい

【医師より】
CDC(米国疾病予防管理センター)のガイドラインでは主にMSM(男性と性行為をする男性)やトランスジェンダー女性への推奨が中心ですが、国内の運用では「高いリスクにさらされている方」であれば、属性に関わらず相談可能です。当院では患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせ、メリットとリスクを丁寧にお伝えした上で、処方の是非を共に決定(共有意思決定)します。

2. Doxy-PEP(ドキシペップ)とは?仕組みとPrEPとの違い

仕組み 細菌の増殖を「先回り」して抑える

Doxy-PEPは、性行為のあとに抗菌薬(ドキシサイクリン)を服用することで、体内に侵入した細菌が定着・増殖するのを防ぐ「曝露後(ばくろご)予防」という手法です。 「もし感染していても、発症する前に叩く」という考え方に基づいています。

混乱しやすい「予防法」の比較

今回の解説内容

Doxy-PEP(ドキシペップ)

いつ飲む? 性行為のあと(72時間以内)
対象は? 梅毒・クラミジア・淋菌(細菌)

HIV PrEP(プレップ)

いつ飲む? 性行為の「前」から継続的に
対象は? HIV(ウイルス)

HIV PEP(ペップ)

いつ飲む? 性行為の「あと」(72時間以内)
対象は? HIV(ウイルス)※緊急用

💡 ポイント:
Doxy-PEPはあくまで細菌感染(梅毒やクラミジア等)を予防するものです。HIV(ウイルス)の予防が必要な場合は、別途PrEPやPEPを検討する必要があります。当院ではこれらを組み合わせた包括的な予防相談も承っています。

3. 期待できる効果と知っておくべき限界

Doxy-PEPは、海外の大規模な臨床試験(DoxyPEP試験など)によって、細菌性性感染症のリスクを劇的に下げることが証明されています。

梅毒・クラミジア

70%以上減少

淋菌(りんきん)

約50%減少

※性行為後72時間以内に200mg服用した場合のエビデンス

⚠️ 知っておいてほしい「限界」

  • 「100%」ではありません:内服しても感染を完全に防げるわけではありません。定期的な検査が不可欠です。
  • 淋菌には地域差があります:淋菌は耐性菌(薬が効かない菌)が多く、地域や状況によって効果が変動します。
  • ウイルスには無効です:HIV、ヘルペス、HPV(コンジローマ)、肝炎などは予防できません。これらにはワクチンやPrEP、コンドームが必要です。
  • 耐性菌のリスク:抗菌薬を繰り返すことで、将来的に他の病気になった際に薬が効きにくくなる可能性が議論されています。そのため、当院では対象となる方を慎重に判断しています。

4. 具体的な内服方法と注意点

Doxy-PEPは「正しく飲むこと」でその効果を発揮し、副作用のリスクを抑えることができます。ガイドラインに基づく基本的なルールは以下の通りです。

飲むタイミング

性行為後、できるだけ早く(上限72時間以内

1回の用量

ドキシサイクリン 200mg(通常2錠)

⚠️ 注意:24時間以内に200mgを超えて服用しないでください。

副作用を防ぐ「安全な飲み方」

💧

多めの水で飲む
コップ一杯(約200ml)の水で、薬をしっかり胃へ流し込んでください。

🚶‍♂️

飲んだ直後に横にならない
食道への付着を防ぐため、服用後30分〜1時間は体を起こした状態で過ごしてください。

💊

飲み合わせに注意
鉄剤、カルシウム(牛乳など)、マグネシウム(便秘薬など)を摂る場合は、薬の吸収が悪くなるため2時間以上間隔を空けてください。

※実際の処方は医師が判断します。指示された用法・用量を必ず守ってください。

5. 副作用とリスクについて

ドキシサイクリンは古くから使われている安全性の高い薬ですが、予防内服として使用する際も、以下の副作用に注意が必要です。

🤢

胃腸症状

吐き気、下痢、腹痛などが起こることがあります。

☀️

光線過敏症

日光で肌が荒れやすくなります。強い日差しに注意が必要です。

🔥

食道への影響

飲み方が不適切だと食道に炎症や潰瘍を起こす恐れがあります。

🚫 次の方は服用できません(または慎重な判断が必要)

  • テトラサイクリン系抗菌薬でアレルギーを起こしたことがある方
  • 妊娠中、または授乳中の方(胎児・乳児の骨や歯への影響があるため)
  • 8歳未満のお子様(歯の着色などの懸念)
  • ワルファリン等の併用薬がある方(診察時に必ずお申し出ください)

「おかしいな」と思ったら

ほとんどの副作用は服用を中止することで速やかに改善します。
症状が強い場合や、不安なときはすぐに当院のLINEまたはお電話でご相談ください。

LINEで医師に相談する

6. 料金体系

当院では、必要な時にすぐに使えるよう、シンプルで継続しやすい価格設定を行っています。

単発(1回分)

1,750

「まずは試したい」「もしもの時に」という方に

おすすめ:1回分がお得に!

5回分セット

7,000

1回あたり 1,400円

定期的に対策をしたい方、万全に備えたい方に

  • ※表示価格はすべて税込です。
  • ※Doxy-PEPは自由診療(保険適用外)となります。

7. 当院(モイストクリニック)での受診の流れ

「今すぐ薬が欲しい」「すぐに検査したい」というお急ぎの方のために、当院では当日予約・当日処方*が可能な体制を整えています。
*医師の診察の結果、適応があると判断された場合に限ります。

STEP 01:WEB予約・受付

24時間WEB予約からご希望の枠を選択してください。当日でも空きがあれば受診可能です。

STEP 02:問診・カウンセリング

現在の不安な状況、副作用のリスク(アレルギーや併用薬)について医師が丁寧に伺います。プライバシーに配慮した個室で安心してお話しいただけます。

STEP 03:処方と服用説明

適応がある場合、その場でドキシサイクリンを処方します。食道炎を防ぐ飲み方のコツなど、安全に使用するためのアドバイスをしっかりお伝えします。

STEP 04:定期フォローアップ(推奨)

安全な継続のために、3〜6か月ごとの定期検査を推奨しています。もし体に異変を感じた際は、いつでもLINEでご相談いただけます。

8. よくある質問(FAQ)

Q. 性行為から72時間を過ぎてしまったのですが、意味はないですか?

臨床試験では72時間以内の服用で効果が示されています。時間を過ぎるほど予防効果は低下するため、可能な限り早めの受診を推奨します。72時間を過ぎている場合は、予防ではなく「感染の有無を確認する検査」を優先的にご案内します。

Q. 副作用が出た場合、どうすればいいですか?

多くの副作用は服用を中止することで改善しますが、強い吐き気や激しい腹痛、皮膚の異常などが出た場合はすぐに当院へご連絡ください。当院ではアフターフォローもLINE等でスムーズに行える体制を整えています。

Q. 保険は使えますか?

いいえ、Doxy-PEPは予防目的の内服であるため、自由診療(全額自己負担)となります。料金についてはこちらをご確認ください。

Q. 薬だけ郵送してもらうことは可能ですか?

安全な服用のために、初診時は必ず医師による診察と必要な検査をセットでお願いしております。2回目以降の継続処方については、前回の検査結果等を踏まえて柔軟に対応しておりますので、まずは一度ご来院ください。

Q. 梅毒以外の性病も予防できますか?

梅毒のほかにクラミジア、淋菌のリスク低減が期待できます。ただし、HIVやヘルペス、尖圭コンジローマなどの「ウイルス性」の疾患には効果がありません。これらには別の対策が必要です。

「今すぐ」の不安も、「これから」の安心も。

恵比寿駅徒歩圏内のモイストクリニックでは、
プライバシーを重視した空間で、専門医が迅速に対応いたします。


MASAKI
KANAYA

MEDICAL SUPERVISOR

モイストクリニック 院長
金谷 正樹 Masaki Kanaya

国際医療福祉大学病院、東京医科歯科大学病院(現 東京科学大学病院)などで研鑽を積み、当院にて性感染症を中心に診療を行う。得意分野である細菌学・免疫学の知識を活かし、患者さまとそのパートナーさまが共に幸せになれる医療の実践を目指している。

所属: 日本性感染症学会 会員

📑 本記事の参考文献・根拠

  • CDC (2024). Doxycycline Post-Exposure Prophylaxis (doxy-PEP) for Bacterial STI Prevention CDC Clinical Guidelines.
  • 日本性感染症学会「Doxy-PEPの手引き(案)」
  • ドキシサイクリン塩酸塩錠(ビブラマイシン等)添付文書情報